強み分析とリーダシップの発揮

個人的に強み・弱みを分析している中、強みのカテゴリとどのように弱みを克服し、リーダシップを発揮するのかについて、考えてみた。最終的に3枚のスライドで①理論、②実例、③実例からみた活かす道筋をまとめた。

強みに関してたくさんのフレームワークがあり、どれも参考になるように感じたが、昔務めていた会社で使われていたクリフトンストレングスのフレームワークは比較的に納得しやすいと思うので、主にそれをベースに整理してみた。(要素はクリフトンストレングスをベースとしているが、個人的な見解で更に抽象化しているので、あくまでもご参考まで。)

クリフトンストレングスでは34資質は人の才能の傾向に応じて「実行力」「影響力」「戦略的思考力」「人間関係構築力」という4つの領域に分類されている。

私は横軸で対自分vs対他人、縦軸で牽引vs行動という4象限で整理した。このように抽象化して俯瞰的にみると、人によって自分の上位となる領域を起点に、各領域を伸ばして、最終的に弱みを一定程度克服するような道筋が描かれるのではないかと思った。その道筋はきっと、人それぞれであろう。

実際調べてみると、この理論が開発された背景もまさにチーム・周囲にどう貢献するのかという観点であり、リーダシップの文脈と合致していると考える。

チームの中、実行力は計画を実行し、成果を出す人。影響力は他者に働きかけ、動かす人。人間関係構築力は信頼関係を築き、支える人。戦略的思考力は考え、未来を描き、導く人。こう考えると、チームにとってどの資質領域も必要だと納得する。

実際レポートでは上位5つの資質〜上位10つの資質はより個の特性を表すものとされ、TOP5を重点的とし、TOP10も考慮して個人のストレングスがマッピングでききる。(ちなみに、それ以外の資質も、その人が持っていないのではなく、あまり使われていないとされていて、成長の余地が認められている。)

実際の1個人の分析例を示してみた。戦略的思考力、実行力、影響力が全体的に上位となり、相対的に人間関係構築力があまり発揮されないように見受ける。上位資質が特定の領域に偏ることで、その人らしさや価値観が際立つ。すなわち個性。

サンプルのように、資質がどのよう力に偏っているのかを知ることで、今後は人間関係構築力は克服すべき領域だとわかってくる。

では、サンプル人材はどのように継続的に成長し、より良いリーダーになれるのかを考えてみた。

まずは実行力を起点とし、成果を出し続ける人として、優れた戦略的思考力と影響力考えて、学び、描いた未来を周囲に発信することを引き続きやりながら、個だけではなく、共感・包含・成長促進の資質を意識し、チームとのつながりを強化すること。

余談:こう整理すると、周りの人のイメージもより明確に浮かんできて、その人(たち)はこういう道筋は良いのではないか、なんかも考えるのも面白いなと思ってきた。

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