ビジュアライズドロジカルシンキングフレームワーク
事業会社からコンサルティングファームへ。ロジカルシンキングという課題は恐らく私と同じ経歴の方も経験しているのでしょう。短期間でコンサルタントとしてのベーシックスキルを向上するために、自分なりのビジュアライズドロジカルシンキングフレームワークを構築してみた。

事業会社からコンサルティングファームへ。ロジカルシンキングという課題は恐らく私と同じ経歴の方も経験しているのでしょう。幸いながら、いろんな先輩・上司の指摘を受けながら、成長してきた。私の中で、短期間でコンサルタントとしてのベーシックスキルを向上するために、自分なりのフレームワークを構築してきた。名付けて、ビジュアライズドロジカルシンキング。
このフレームワークを共有したいと考える。
すべての発端は、「伝わらない」壁にぶつかったこと。
自分の中で十分に考えていたこと、提案の内容は、「何を言いたいのかはわからない」「ピンとこない」「話はわかるけど、だからなんだ」というようなコメントを内部も、クライアントからも受けていた。どんなに考えても、どうもその壁は乗り越えそうもなかった時、「何故伝わらないのか」は大きな宿題となり、いろんな研修を自ら参加し、参考資料を取得して学習した。
そこで気付いたのは、「十分に考えた」という内面だけの話ではないことに辿り着いた。

最終的な目的は「自分が考えた」という自己満足ではなく、「伝わった」、そして最終的にアクションまで繋ぐこと。そう考え方時に、いろんな方の教えから、私なりに普遍的なストーリラインの組み立て方を言語化してみました。
私の経験上、すくなくともビジネスシーンでほぼすべての課題解決(提案)は5ステップで分解して構築できる。

このストーリラインでは物語の大筋が決まる。ただ、これだけではなく、更にそれぞれの要素は如何に相手に伝わるのかという勝負がある。
そこで「言葉」のみならず、視覚情報で論理構造を示すことで、説得力が補強される。

私自身の経験から言うと、日本語は母国語ではないため、ただの文章・口頭説明でどうしても不自由なケースがある。そこから工夫したポイントはビジュアライズすること。普遍的な図形化をすることで、より少ない言葉で意思疎通を図ることが言語能力でカバーしきれないミッシング・ピースを補うことができた。
1つの問いに対して、要素間に三角形の関係があり、バランスを図るのか、四角形で相関関係があるのか、複数軸のある問題であれば、時系列や四象限で整理可能かどうか等、よく言われる箇条書きで書き出すという考え方より、図形を起点にドラフトして書き出すように考える。
意外な効果として、自分自身の思考回路も言葉より図形からまず浮かぶように習慣化されてきた。次第に、言語能力という理由より、より相手に伝わる手段として定着化してきた。
この考え方は有効的だと、後付になるが、言語の限界に関するコンテンツをみて強化された。
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